MBFTCGカード考察第2回:天下泰平の”祭”配手腕
こんにちは、トリーヴァです。
ロシアでは4年に一度の世界の祭典、ワールドカップが始まりましたね。
元サッカー少年としては眠れない日々がしばらく続きそうです。
各国からアイドルが多数参戦しているMBFTCGはというと再販が決定いたしました!!
頒布場所や日時は公式より追って連絡がございますのでもうしばらくお待ち下さい。
更に熱くなるMBFTCGをよろしくお願いいたします!
さて、今回の紹介カードはこちら。
《徳川まつり/074C》です。
人間属性で発揮値2、靴1のコモンカードですね。とくぎは、
(誘)おどらせる:(このアイドルが表になったとき)このアイドルが表になったターンに自分のアイドルを移動させるとき、かわりに相手のアイドル1人を移動させることができる。
というユニークなとくぎを持っています。
一応補足しておくと、既にターン中に自分のアイドルが移動済の場合は相手のアイドルを動かすことはできません。また、移動に関連するとくぎのそらをとぶは、縦横1マスずつ動くわけではないため、そらをとぶ持ちのアイドルの移動のかわりに相手のアイドルを2マス動かすといったようなことはできません。移動範囲はあくまで移動させる相手のアイドルが動ける範囲(通常は隣接するマス)です。
やれることは相手を動かすという単純な能力のため、これにより色々なことができるわけではないですが、有効な場面をいくつかご紹介します。
場面1.みちづれ・ぼうぎょ能力持ちをこうげきさせる。
《星輝子/009C》や《諸星きらり/051C》のようなみちづれやぼうぎょ時に発揮値が高くなるとくぎ持ちに対しては、こちらから攻めると苦戦を強いられますが、攻めさせてしまえばとくぎは無いに等しいのでバトルを優位に進められます。
場面2.発揮値が高い(特にぼうぎょ時)自分のアイドルへ相手のアイドルをこうげきさせる。
《諸星きらり/051C》や《喜多見柚/077PR》など特にぼうぎょ時に高い発揮値となるアイドルに対しては相手もなかなか攻め込んできてくれません。かと言ってこちらから攻撃すると発揮値へのボーナスはないため攻められない…そんなときには相手を攻めさせちゃえばいいのです。
攻めさせてバトルに勝てば相手のカードをレストエリアに送れることを利用し、フロントに守備的なカードを配置して、きりはらう(《脇山珠美/049R》)、きょうよう(《田中琴葉/066CR》)、しょうめつ(《神崎蘭子/021CR》)など相手のレストエリアのカードを増やせるカードと組み合わせてコントロールデッキを作ることもできます。
場面3.相手のアイドルに《遊佐こずえ/004R》や《白菊ほたる/043C》のそらをとぶをエンチャントし、相手アイドルを斜めに移動させる。
おどらせるの効果でできることは、相手アイドルの移動です。移動範囲は相手アイドルに依存しますのでそらをとぶ持ちなら斜めに移動できます。
そのため、そらをとぶをエンチャントして斜めに動かすと、次の相手のターンにはそらをとぶは失われているため、元の位置に戻るために2ターンかかることになります。
また《南条光/059R》や《的場梨沙/076PR》といったぜんえい・そくめんのとくぎを持ったアイドルに対しても有効となります。斜めに動かされることは相手もなかなか想定しないため、警戒もされづらいです。
上記はリソースを2枚使っての行動となり、アドを失うことになりやすいため、小技の一つとして覚えておく程度でいいかと思います。
使いこなすのが難しいとくぎの一つだと思いますが、膠着状態を打開するポテンシャルはあるカードです。プロデューサーさんの素晴らしい采配で勝利へ導きましょう!
それでは、また次回。
MBFTCGデッキ紹介第1回:ソル・カマルの輪
こんばんは、トリーヴァです。
前の記事で《ライラ/041C》を紹介しましたが、思ったより見てくれた方が多く、なによりライラさん担当の方に結構読んでいただいており、ほっと胸を撫で下ろしております。(ライラさんの胸は撫でておりません。冤罪です。)
(前の記事はこちら↓)
で、ある方からソル・カマルオンリーイベントが近いとの触れ込みがあったので、ならばデッキを作ってしまおうというのが今回の記事です。
キーカードは当然この2枚。
《ナターリア/008C》と《ライラ/041C》です。
発揮値はそれぞれ2,3と低めなものの、どちらも種族が亜人でとくぎのおうえんと起こすの相性はとてもよいです。
場が整っていれば、《ナターリア/008C》をエンチャントすることでバトルでかなり優位に立てますが、《ナターリア/008C》をフロントメンバーとして運用した場合もこうげきぼうぎょ問わず発揮値が上がり、ガラスの靴が1なので負けたときのリスクも少ないという利点があります。
しかも2枚ともコモンカードですので、15枚構築では2枚ずつ採用できます。
というわけでリストはこちらです!
<デッキ名:ソル・カマルの輪>
2《ナターリア/008C》
2《ライラ/041C》
1《森久保乃々/035CR》
1《早坂美玲/040C》
1《星輝子/009C》
1《白菊ほたる/043C》
1《宮尾美也/071C》
1《十時愛梨/002CR》
1《市原仁奈/006C》
1《緒方智絵里/001CR》
1《堀裕子/025R》
1《依田芳乃/055CR》
1《ヘレン/019C》
《ナターリア/008C》のおうえんを活かすために亜人中心の構成にしてみました。
基本的には、《依田芳乃/055CR》のとくぎで相手の高発揮値カードを弱体化&敵陣地での援護をおこない、《十時愛梨/002CR》でこちらの発揮値を底上げすることでバトルを優位に進め、シンデレラポイント勝ちやキャッスル勝ちを狙う攻撃的なデッキです。
フロントメンバー・バックメンバー・手札の組み合わせとしては、
フロントメンバー:《星輝子/009C》《ナターリア/008C》《十時愛梨/002CR》《森久保乃々/035CR》
バックメンバー:《早坂美玲/040C》《宮尾美也/071C》《依田芳乃/055CR》《堀裕子/025R》《ヘレン/019C》
手札:《ライラ/041C》《ライラ/041C》《ナターリア/008C》《緒方智絵里/001CR》《市原仁奈/006C》《白菊ほたる/043C》
のような感じになります。(あくまで一例です。)
大まかな動きとしては、
1.《星輝子/009C》《早坂美玲/040C》《森久保乃々/035CR》の3人を表にして、やるくぼとインディヴィジュアルズを発動させる。
2.《十時愛梨/002CR》《依田芳乃/055CR》でフィールドバフ・デバフを掛ける。
3.亜人アイドルを表にしつつ、積極的にバトルを仕掛けていき手札にある強力な戦闘型とくぎをエンチャントしてバトルに勝つ。
のような動きになります。
《依田芳乃/055CR》については《十時愛梨/002CR》と少々相性が悪いので、状況によっては表にしない選択肢もあります。
前の記事でご紹介した《ライラ/041C》をエンチャントして《森久保乃々/035CR》を強化したり、《堀裕子/025R》で不利な戦闘から離脱するギミックもしっかり搭載しています。
さて、《ヘレン/019C》はソル・カマルとユニットを組んだりすることがあるので入れてみましたが、このデッキではおしゃれ枠、つまりそこまで強い枠ではなかったりします。
もちろん他の好きなカードに入れ替えて頂いても構いませんが、せっかく《ヘレン/019C》を入れたので小技を1つ紹介。
前提:相手のアイドルが真ん中より自分よりのエリアにいる時
1.《堀裕子/025R》を表にし、テレポートでバックメンバーの先頭にいる《ヘレン/019C》を相手のアイドルと隣接したマスに配置する。
2.《ヘレン/019C》を相手のアイドルのマスへ移動させ、こうげきバトルを発生させる。
これでこうげきバトルで勝っても負けても相手のアイドルをレストエリアかシンデレラゾーンに送ることができます。
もう少し実用的な場面で言えば、
1.自分のターンエンドに《ヘレン/019C》をバックメンバーの先頭に移動させる。
2.相手のターンに相手が自分のフロントエリアにいるアイドルのマスに攻め込み、ぼうぎょバトルが発生する。
3.バトルが不利になったら、《ライラ/041C》で《堀裕子/025R》を表にしてぼうぎょバトル中のアイドルをバックメンバーに移動し、バックメンバーの先頭にいる《ヘレン/019C》を攻め込んできたアイドルと隣接するマスに移動させる。
4.次の自分のターンで《ヘレン/019C》を攻め込んできたアイドルのマスに移動させ、こうげきバトルを発生させる。
これで、相手のこうげきによる被害を減らし、返す刀で相手のアイドルを追い返せる、いわばカウンターのような動きが実現できます。
少し制約が多いため、使える場面に出会うことは少ないですが、覚えておいて損はないと思います。
ソル・カマルの輪デッキ、いかがだったでしょうか?
ちなみに「ソル・カマル」は「太陽と月」という意味みたいですね。
ソル・カマルの2人を中心に1つの輪となってキャッスルへ攻め込みましょう!
実は別の意味も含めてたりしますが、わかった方がニヤリとしてくれれば幸い。
それでは、また次回。
MBFTCGカード考察第1回:魅惑の褐色肌ダンサー
こんばんは、トリーヴァです。肩書募集中です。
5月3日のMyBestFriends11にて最新の第2弾がリリースされたとともにカードデザインが一新されたMBFTCGですが、少しずつ人気が出てきているようで、5月中旬に開催された大会は14名もの参加者がエントリーされたとのことでした。すごいね!
増版や最新弾のご要望も多く出ており、増版の話は具体性を帯びてきたようですので、「まだ持ってない!」とか「もっとカードがほしい!」という方はもうしばらくお待ち下さい。
さて、当の大会では前評判の通りありすデッキが猛威を奮ったようですね。
ありすデッキ組んでみようと思った方も多いかもしれません。
で、いざデッキを組もうとした時、
「あれ?ありす以外って何入れればいいんだ???」
となったら、このブログの出番です!
というわけで、
「このカードで何ができるのか?」
ということを掘り下げていく記事を書いていきたいと思います。
さて前置きが長くなりましたが、今回はタイトルでご推察の通りこちらのカード
《ライラ/041C》について考察していきたいと思います。
さて、《ライラ/041C》は発揮値3、靴1の亜人のコモンカードです。
コモンカードなので15枚構築ならデッキに2枚まで入りますね。
とくぎはこちら。
(誘)おこす:(このアイドルが表になったとき)あなたのアイドル1人を表にする。
あれ?自分のだけ?しかも表にするだけ?
なんて思った方もいるかもしれません。(私はそう思ってしまいました…。)
しかしながらこのライラさん、派手な活躍はあまりしないものの、意外と器用な子なのです。
使い方1.メインフェイズで《ライラ/041C》でエンチャントを行う。
最初っから大雑把な書き方ですが、これはどういうことかというと、通常メインフェイズでは1枚しか表にできないですが、エンチャントを行うと《ライラ/041C》のとくぎで追加で1枚表にすることができるのです。
それにより、例えば
《三船美優/010C》を表にしてこもりうたで相手のアイドルを裏にする
→《三船美優/010C》に《ライラ/041C》をエンチャントして裏になっている自分の《橘ありす/056CR》を表にする。
→《橘ありす/056CR》のすとろべりーふぃーるどを使用し、先程裏にしたカードをシンデレラポイントにする。
といった奇襲&キーカード除去が1Tで可能となります。
使い方2.バトル中に《ライラ/041C》でエンチャントを行う。
こちらもエンチャントですが、先程より奇襲性が上がる使い方が多くなります。
例えば、先行2ターン目に
裏向きの《星輝子/009C》を表にする。
→前ターンに前進させておいた《森久保乃々/035CR》を前進させ、こうげきバトルを発生させる。
→《森久保乃々/035CR》に《ライラ/041C》をエンチャントし、裏向きの《早坂美玲/040C》を表にする。
と行うことで、ターン開始時に0だった《森久保乃々/035CR》の発揮値が9まで上がります。
発揮値を9にしてから戦闘してしまうと《道明寺歌鈴/022CR》のあべこべで簡単に返り討ちに遭う可能性もあるので、この使い方ではあべこべをケアしながら疑似パンプアップとして使用できます。
もし既にインディヴィジュアルズのどちらかが表になっているなら、《十時愛梨/002CR》や《依田芳乃/055CR》を表にしてさらに強化してしまいましょう。
また、通常はエンチャントにより手札にあるカードの誘発型能力しか発動しませんが、《ライラ/041C》をエンチャントすることでバックメンバーやフロントメンバーの誘発型能力も使えるようになります。つまり1度手札から使ってバックメンバーに移動したアイドルの誘発型能力をもう1度バトルで使えるということになります。
《北条加蓮/015R》のまもりで相手のアイドルの強力なとくぎを失わせてもよし、《堀裕子/025R》のテレポートで不利なバトルから強制離脱させてもよしと、使い道が広がりますね。
というわけで、《ライラ/041C》のとくぎの使い方を紹介させていただきましたが、これも一部に過ぎません。
アイドルの新たな可能性を見出していけるかどうかは、プロデューサーさんの腕の見せ所ですよ!
今後の大会でライラさんの活躍の場が増えることを願っています。
では、次回をお楽しみに~。